こんにちは。

今年10月に、日本人を含む8名中全員の人体から
マイクロプラスチックが検出されたという報道を
目にされた方もいらっしゃるかと思います。


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2015年3月17日にドイツ、ヴァルノウ川の川岸で見つかった
マイクロプラスチック片
(PHOTOGRAPH BY BERND WÜSTNECK
/ PICTURE-ALLIANCE/ DPA/ AP IMAGES)

海に大量に浮かぶゴミ
プラスチックを食べて死んでしまう鳥や魚、クジラ、、、

全ては循環するので、他人事ではなく
人間にも影響があるのは、当たり前です。




発生源は、ストローやプラスチックの使い捨て食器だけでなく
日頃のスクラブ洗顔料や歯磨き粉、洗濯によって
河川に流れ、海へ行くのです。


「マイクロプラスチック」
   国連の海洋汚染の専門家会議の定義では、
「大きさが5mm以下のプラスチック」で、1種類ではありません。

もともと「可塑性がある」というのが"plastic"の原義で、

熱を加えて自由な形にできる合成樹脂のことを指すようになりました。

日本語で「プラスチック」と呼んでいるものの中には、

ポリエチレン(レジ袋や、ラップ、容器など)、

ポリプロピレン(耐熱容器やラップなど)、

ポリスチレン(発泡スチロールなど)、

ポリ塩化ビニル

(多岐に渡る用途。塩ビパイプ、ソフビ玩具などがよく知られる)、

PET(ペットボトルなど)などが含まれます。

プラスチックの多く、

特に生産量が多い、ポリエチレンとポリプロピレンは、

水よりも軽く小さくなっても浮きます。

カタクチイワシなどの小魚はプランクトン食だから、それを間違えて食べてしまう

のと、プランクトンそのものがマイクロプラスチックを取り込んでしまう

事例の報告もあります。

🌟 マイクロプラスチックの深刻な汚染

🌟 研究室に行ってみた。東京農工大学 マイクロプラスチック汚染 高田秀重

より抜粋

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「我々は汚染する者であり、汚染される者でもあるんです」

というふうに高田さんは表現した。

「プラスチックには、もともと添加剤が入っていますし、

汚染物質を吸着してしまう性質もあります。

海中のプラスチックの汚染物質濃度は、

周辺の海水中の十万倍から百万倍にもなるんです。

それらの中には、内分泌撹乱物質、いわゆる環境ホルモンと言われるものもあります。

環境ホルモンは、90年代にちょっと騒がれすぎて、

今は反動で報道されにくくなっていますが、だから安全というわけじゃないんです。

内分泌系の撹乱だけではなく、動物実験や細胞実験でいろいろな影響が

示唆されていますので、取り込まない方がいいに決まっています。

さらに、とっくに禁止されてもう使われていない化学物質PCBなども、

環境中に残留しているものが吸着して、高濃度になっています」

 環境ホルモンについては、一時、

「男性が女性化する」「子どもができなくなる」「ガンになる」

などと大騒ぎになって、その後、しゅっと萎んでしまった。

しかし、実験室レベルでの毒性はその後も研究され続けているという。

一方、PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、公害病であるカネミ油症の原因になったり、

発がん性、催奇性があることで知られている。

1960年代によく使われ、健康被害がはっきりしたため、

70年代の初頭には使用が禁止された。その後、40年近くたっても、

ひとたび放出されたものが環境中に微量ながら残っており、

それをマイクロプラスチックなどが吸着することで

濃度を高めてしまうというのは衝撃的だ。

また、PCBにかぎらず、油脂に溶けやすいタイプの

有毒物質が軒並みプラスチックに吸着してしまうというのである。

 さて、かなり深刻に思えてきたのではないだろうか。

「ただ、マイクロプラスチックが有害であるとはっきり分かったわけではありません。

国際的に進められている対策は、予防原則的な立場からのものです」

 高田さんは慎重に留保をつけて、そう言った。

しかし、実際に、多くの国々や自治体で、様々な施策が取られるように

なってきているのはまぎれもない事実なのである。

「2014年には、アメリカのサンフランシスコ市で、

ペットボトルでの飲料水の販売が禁止されました。

フランスでは、プラスチック製の使い捨て容器や食器を禁止する法律ができて、

2020年から施行されます。

プラスチックゴミについて、いわゆる3R、

リデュース(減らす)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(材料として再活用する)

の中でも、まずリデュースしようというのが大きな流れです」

プラスチックというと、それ自体無害なように思えるんですけど、

実は添加剤としていろんな化学物質が入っています。

その中には、環境ホルモンとして働くものもあります。

それだけではなくて、環境中の有害物質を吸着します。

僕もその頃、ある人に勧められて、海岸に落ちているプラスチックに

何が含まれるか調べてみました。すると、環境ホルモンの1種のノニルフェノールが、

もともとはないはずなのに、すごい濃度で出てきて驚きました。

それで僕自身もこのあたりから、プラスチックのことを追うようになりました」

 ノニルフェノールは代表的な環境ホルモンで、室内実験では

ヒトの乳がん細胞に添加すると乳がん細胞が異常増殖することが確認されている。

一方、野生生物では、イギリスの河川の淡水魚で、雌雄同体の生殖異常

引き起こしていることが判明している。

このような結果を受けて、日本国内の河川でも

ノニルフェノールの環境基準が作られているほどだ。


以上

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まとめ

マイクロプラスチックは、プラスチックチック製品の使い捨てだけでなく

日々の洗顔、歯磨き、洗濯によって

海水へ、鳥、魚、そして人体へも影響が巡り巡っている。

乳がん、不妊、生殖異常、催奇形性を引き起こす。

まずは、日々使っているものの見直しをしませんか?

洗濯回数を減らすこと

ペットボトルの飲料水ではなく、水筒を使うこと

エコバッグを持ち歩くこと

プラスチックの食器を使わないこと

​他にも考えてできることがあるはず。

この美しい地球を🌏7代先まで譲り渡せるように、、、

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